大学いろいろ

週1くらいのペースで記事はまとめていきたいなーと思う

 

1年生は全寮制で全人的教育、2年生は全員参加の海外短期研修と、学士力に注力する海外大学のモデルが盛り込まれている。

MOOCなどで世界の大学の授業が受けれる時代に、わざわざ足を運んで学びに行く意義を、全寮制や海外研修に求める大きな流れがあるように思う。

 

女性研究者や若手の研究者が必要になっているという現状を広く大学側から訴えかけていく必要がある。

 

個別努力による制度設計発信ではなく、ある1つの授業の起点に制度や施設がつくられる(活用されていく)という発想が新しく、とても共感的。

 

改革のスピード問題もありながら、同時に文化の醸成問題についても切り込んで議論する必要があるように思う。

昔からそうやってきたんだ、という前例踏襲に形式的な批判を加えることは恐らく安易で、そうすることで何とかなっていた人間的・情感的な経緯をしっかりと咀嚼する動きも大事だろうと思う。

 

授業をしっかり行っているか管理統制するのは何か時代錯誤的で、授業そのものに人を惹きつける求心的なものが必要だったのかもしれない。

人為的な問題として議論すると、これは良くない話にしかならないように思う。

 

大学独自の給付型奨学金創設に合わせ、行政のこの動きも活発になってくる。

 

標準化された一般教育(大衆化された大学教育)のレイヤーとは別に、こういう潜在的な尖りをさらに鋭くしていく教育が、同時多発的に色々なところで起こってくる社会がいい。

 

大学と企業が連動して、人材育成から機会創出まで。

今まで技術的な問題で取り扱えていなかったビッグデータの使い手を早急に育成したい政府の意向が強い。

 

では、主体的に何をやればいいのか、という本質的な部分に多くの大学生が気づき始めている、ということを端的に示しているように思う。

学び方だけでなく、目的や意義をどう感じてもらえるか、それを戦略的に仕掛けとしてどう展開していくかが、大学の大きな課題になりそう。

 

地方から出てきた学生がUターン就職する際、通っている大学が地元大学と密に連携しているのは、たしかに心強いなと思う。

大学同士の関係資本をたくさんもつ大学は、都市や地方に関わらず、今後大きな強みをもつということが分かった。

 

都市と地方の人口量は天秤にかけられるが、それぞれで得られる学びや経験は天秤にかけられない、という量的→質的転換が争点な気がする。

都市と地方の相互排他的な二元論から、相乗的な影響を及ぼし合う俯瞰的なシステムづくりへのシフトをどうするか。

 

これも大学→企業の一気通貫育成モデル。

量子コンピュータで出遅れた分、AIの民主化でリードしたい政府の動きも背景にありそう。

 

増加傾向にある女性研究者だが、主要国内での水準は低いらしい。

(参考)http://www.stat.go.jp/data/kagaku/kekka/topics/topics100.htm

 

これもデータ解析人材育成。

 

介護医療の人材不足に対する政府の動きに加え、飲食や小売の人材不足には大手企業が動き始めている。

多くの留学生を取り込みたい大学としては、職業的・実践的な知識が取得できる以上の魅力をアピールしていく必要がある。

 

都知事に加えて私大連からも。

結果的に地方大学生にとっても良くない、というのは共感的。